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【夜勤応援で能登へ】桑原母と子のクリニックさんでのひととき

こんにちは。キミツナカノ助産院、助産師の小柴です。

ただいま、能登半島にある「桑原母と子のクリニック」さんに夜勤の応援で来ています。地震の影響などもあり、地域の助産ケアを守るために、できる範囲でお手伝いさせていただいています。

こちらのクリニックには、畳の部屋が2つあり、妊婦さんが自分のペースでお産できるフリースタイル出産が可能です。先日の夜勤では、入院からわずか1時間ほどでお産となった経産婦さんの分娩介助をさせていただきました。

いつものように四つ這いスタイル。リラックスして、自然な流れで赤ちゃんが誕生しました。少し会陰に裂け目ができましたが、院長先生が丁寧に縫合してくださいました。

「赤ちゃんにやさしい病院」BFH認定

このクリニックはBFH(Baby Friendly Hospital)認定施設でもあり、赤ちゃんとお母さんにやさしいケアを大切にしています。ミルクの補足は原則せず、母乳育児をしっかりサポート。黄疸が進んだ場合も、血液を直接採取して検査できる体制が整っているのは、病院ならではの強みです。

ギリギリまで赤ちゃんの状態を見守りながら、しっかり寄り添う姿勢に、あらためて深い学びと感動をもらいました。

帝王切開後も、母子一緒に

今回の夜勤では、帝王切開後のお母さんが入院されていましたが、赤ちゃんが元気であれば、介助しながら当日から母子同室が可能です。若い経産婦さんでしたが、少しコツをお伝えしただけで、母乳育児や赤ちゃんのお世話がどんどんスムーズに。

「できる!」という自信があっという間についていく姿に、助産師としてのやりがいを再確認しました。

キミツナカノ助産院でも、こんな風に「お母さんと赤ちゃんが本来持つ力を信じて支えるケア」を大切にしていきたいと思います。

地域も、環境も、出産スタイルもさまざまですが、「寄り添う気持ち」と「信じる力」はどこでも共通だと感じた夜勤でした。

また次の応援に備えて、心と体を整えていきます。

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