久しぶりのブログです。
暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?
私はというと、この夏もいろんな人とお話しする中で、「あぁ、こういう気持ちって大事だなぁ」と思う瞬間がありました。
先日ふと耳にした言葉が、とても心に残っています。
それは──
「相手の意に沿わないことを言ってもいいのだと思えた時に、相手と対等になれた」というもの。
なんだか、心が少し軽くなるような言葉だと思いませんか?
今月のアサーティブジャパン通信では、この言葉をきっかけに「心理的安全性」について取り上げています。
私の講座を一通り受けてみましたが、再受講してみようかなと思いました。
日々の会話や人間関係に役立つヒントがたくさん詰まっていますので、ぜひ読んでみてください。
アサーティブジャパン通信 170号
--- 2025.8.8
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─ 今月のひとこと ─
「相手の意に沿わないことを言ってもいいのだ
と思えた時に、相手と対等になれた」
ハートネットTV「私のリカバリー」より
(NHK Eテレ7月29日放映)より
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★☆★ 目次 ★☆★
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1.「私」から始める“心理的安全性”
-- 対等な関係を築くための第一歩
2.マンガで学ぶアサーティブ
-- ショート動画やマンガ連載が始まっています
3.アサーティブトレーナー養成講座
-- お申し込み受付中です!
4.これから受講できるアサーティブ講座一覧
--オンライン講座/集合型講座のラインナップ
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【夏季休業期間のご案内】
8月9日(土)~17日(日) の期間は、夏季休業とさせていただきます。
休業期間中のお問合せにつきましては、18日(月)以降に順次お返事させていただきます。
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1.「私」から始める“心理的安全性”
-- 対等な関係を築くための第一歩
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今回のメルマガ「今月の一言」は、NHK Eテレの番組『ハートネットTV―私のリカバリー 自分を取り戻すための闘い―』のなかで紹介された、心に残る一言をご紹介しました。
この言葉は、幼少期から常に周りの顔色をうかがいながら生きてきたひとりの女性(田島陽子さん)が、イギリスで出会ったパートナーとのやりとりを通じて、初めて気づいたことだそうです。
「私は相手の意に沿わないことを伝えてもいいし、
そのことで自分が不当な扱いを受けることはない」
ということ。
“心理的安全性”とはまさにこのことだな、と感じました。
“心理的安全性“とは、伝える側だけでなく、受け取る側も「相手がそう感じていること自体は認めよう」と思える関係性をさします。
大切なのは、相手の言い分や価値観を受け入れるかどうかではなく、まずはその立場や気持ちを尊重する姿勢にあります。
一見簡単なように思えますが、実はとても難しいことだと思います。
けれども、パートナーシップ、家族、そして職場など、どんな人間関係においても「対等な関係」を築くうえで必要な要素だと思います。
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近年、企業や組織において“心理的安全性”の重要性が注目されています。
しかしこの言葉は、時に誤解されがちです。
“心理的安全性”とは、ただ優しい言葉をかけ合うことではありません。
また、対立を避けて自分の意見を飲み込むことでも、逆に言いたいことを何でも自由に言ってよいという意味でもないのです。
本来の意味は、たとえ異なる意見を持っていても、拒絶されたり罰せられる心配がなく「安心して発言できる」そんな関係や場のことをいいます。
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異なる意見を対等にやりとりするには、伝える側にも受け取る側にも勇気とスキルが求められます。
こうした双方向の努力があってこそ、“心理的安全性”は少しずつ育まれていくのです。
「この関係には“心理的安全性”がないから、何を言ってもムダ」とあきらめてしまう前に、まずは“私”からその小さな一歩を踏み出してみませんか。
自分も相手も尊重するアサーティブな心がまえと方法が“心理的安全性”を築くうえで大きな助けになります。
はじめてアサーティブを学ぶ方、「基礎講座」へどうぞ!
より難しい場面を想定した内容で学べるのは「応用講座」です。
※各講座の詳細とお申込みはこちら
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▼基礎講座の開催予定
【東京・集合型講座】 9/20(土)9/21(日)
【オンライン講座】 10/4(土)10/5(日)
▼応用講座の開催予定
【オンライン講座】 9/ 6(土)9/ 7(日)
【東京・集合型講座】 10/18(土)10/19(日)
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2.マンガで学ぶアサーティブ
-- ショート動画やマンガ連載が始まっています
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職場や家庭、友人関係などで
「こんな時どうしたらいいんだろう?」
「どう話したらわかってもらえるかな?」
と、ふと悩んでしまうあれこれが、
「アサーティブだったこんなふうにできるよ」という短いマンガになりました。
「どうしよう?」「失敗したかな」と悩んだりもやっとしたときに、ちょっとのぞいて解決のヒントにして「いただけるとうれしいです!
漫画に登場するキャラクターは、たとえばこんな感じ。
・後輩指導に悩む:すずめさん
・先輩の言い方に傷つく:ねずみさん
・アサーティブの達人:パンダ先輩
・ついドッカンしてしまう:くまさん
などなど。
ほっこりした動物キャラたちと一緒に、アサーティブに触れてみませんか?
マンガやショート動画がまとめて見るのにおすすめなのは、SNSのInstagram:インスタグラムです。
20代を中心にした若い世代によく読まれています。
他にも、一番フォロワー数が多いX(Twitter)やFacebookでは、マンガ、ショート動画とともに「アサーティブなひとこと」も順次掲載しています。
▼X(Twitter)
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SNSが苦手な方のために、ウェブサイト上にも掲載しています。
▼マンガ版:みんなのアサーティブ日記 #1
「肝心なことが伝わらない」職場の場面
▼マンガ版:みんなのアサーティブ日記 #2
「言われなくてもやってほしい」家庭での場面
マンガ版アサーティブやショート動画は、これからどんどん増えていく予定です。
肩の力を抜いたアサーティブの世界を、ぜひ味わってみてください。