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日ごろからなんとなく考えていたこと②

ボウリングの1番ピンは、男性なのかもしれない

こんにちは。助産師の小柴です。

前編では、助産師の仕事がまだ十分に知られていないのではないかという思いや、妊娠中から継続して関わることの大切さ、そして、あるご夫婦との出会いについてお話ししました。

今回は、そのご夫婦との関わりから気づいたこと、そしてChatGPTのチャッピー❣️ と話すうちに広がっていった、私の着想について書いてみたいと思います。

 

「助産院に行っておいで」と夫が言う

前編でご紹介したご夫婦の、産後のお話です。

そのお母さんが、こんなことを話してくださいました。

『私が、不安なことがあるときやケアを受けたいときは、それを夫に伝えると、助産院に行ってくる?とか、行っておいでと、いつも快く送り出してくれたような形でした。

妊娠中から助産院にお世話になり、助産師さんに信頼を寄せているのを感じてくれていたからだと思います。』

私は、なんだかうれしくなりました。

この方は、妊娠中から継続して関わっていたので、産後に大きな困りごとが続いたわけではありませんでした。

それでも、時々、助産院に来てくださっていました。

そして、その変化を夫も感じてくださっていたのです。

助産師のケアを受けていたのは、お母さんです。

でも、その価値を感じていたのは、お母さんだけではなかった。

なぜか?

助産師のケアを受けてくると、妻が明るくなる。

そんな変化を、夫も感じていたのでしょう。

お母さん自身が楽になり、安心して過ごせるようになる。

その結果として、家庭の中にもよい変化が生まれることがある。

私はよく、

「世界の平和は家庭から❣️」

と叫んでいます。

 

世界の平和は家庭から❣️

世の中のパパさんたち、ちょっと想像してみてください。

今日も一日、仕事で疲れたなぁという足取りで家に帰ってくる。

でも、ドアを開けて「ただいま!」と言った瞬間、

「お帰りなさい!」

と迎えてくれる人がいる。

笑顔の妻がいて、「パパ、待ってたよ!」と元気に飛び込んでくる子どもたちがいたら?

どうですか?

もう、それだけで疲れも吹っ飛びませんか?

「ああ、また頑張ろう!」って思っちゃいますよね。

もちろん、いつも妻が笑顔で迎えなければいけない、という話ではありません。

妻だって疲れています。そんなときには、夫が妻を支える番です。

お互いに安心して帰れる場所があること。

充電する場所があること。

まぁ、ルンバの充電基地みたいな感じです(笑)。

そして、家で幸せを充電できたお父さんが、翌日また職場に出かけていく。

今日もいろいろな仕事があるけれど、心にはちょっと余裕がある。

同僚にも優しくなれたり、周りの人の話を聞く余裕ができたりするかもしれません。

そんな人が増えたら、職場の心理的安全性も高まるんじゃないでしょうか。

安心して働ける会社は、きっと元気になります。

会社が元気になれば、社会にもよい影響が広がっていく。

社会が元気になれば、日本も豊かになる。幸せになる。平和になる(笑)。

そして、豊かに、幸せに、平和になった日本から、お付き合いのある他の国々にも平和が伝わっていく……かもしれない。

……なんて、私の着想が爆走してしまうのです(笑)。

世界には、きな臭いこともたくさんあります。

そんなニュースを見るたびに、

その方の中に、安心できる場所があるのだろうか?

幼い頃、赤ちゃんだったときに。

お母さんのお腹の中にいたときに。

安心して、守られていたのだろうか?

と、助産師目線で考えてしまう私です。

ちょっと話が壮大になりました。すみません。

この「世界の平和は家庭から」という話は、また別のブログでゆっくり書いてみたいと思います。

 

どこで産んでも、助産師は必要なんです

前編でご紹介したご夫婦は、病院で出産されています。

でも、妊娠中から地域の助産師と継続的に関わっていました。

私は、ここがとても大切だと思っています。

病院で産むか、助産院で産むか。

そんな二者択一の話ではないんです。

病院で出産する方にも、妊娠中から継続して関わる助産師がいていい。

お産の前から自分の体を知り、暮らしを整え、困ったときに相談できる。

そして産後も、必要なときに顔を見せに来られる。

助産師とたわいもないおしゃべりをする。

雑談をする。

そんな関係が、当たり前になったらいいのになぁと思います。

 

ボウリングの1番ピンは、男性なのかもしれない

あのご夫婦のことを思い出していて、ふと思ったんです。

あの夫は、実際に妻の変化を見て、助産師の仕事の意味を理解してくださっていたのだと思います。

助産師が「私たちは大切な仕事をしています」と一生懸命説明するよりも、夫が「うちの妻は助産院に行くと元気になるんですよ」と話してくれる方が、伝わることもあるのかもしれません。

そして、そういうお父さんたちが職場や地域で、助産師のことを話してくれたら。

助産師とつながると、家族にとっていいことがあるんだとわかっちゃったら?

お得だって知ってしまったら?

チャッピーに聞いてみたら、こんなことを言いました。

「助産師の価値を知っているのは、ケアを受けたお母さんだけではない。その変化をそばで見ている夫も、助産師の価値を知る人になれるのではないか」

なるほどねぇ。

そして、さらにこんなことも言いました。

「助産師の価値を知ってもらうために、お母さん向けの広報ばかりしていてよいのでしょうか」

ウーン🤔

言われてみれば、その通りなんです。

考えてみれば、私たち助産師は、どうしても妊婦さんやお母さんに向けて情報を発信しています。

じゃあ、助産師のことを知らない人にこそ知ってもらうには、どうしたらいいのでしょう???

もしかしたら、ボウリングの1番ピンのように、最初に働きかける相手は、男性なのかもしれません。

そこから、家族へ、職場へ、地域へと、助産師の価値が広がっていく。

そんなことを考え始めました。

 

助産師が企業に出かけていく?

ここから、話がさらに面白くなりました。

例えば、企業が福利厚生として、妊娠中の社員やそのパートナーが助産師に相談できる仕組みをつくる。

これから父親になる社員に向けて、会社で助産師が出産準備クラスを開く。

題して、

「妻のココロをつかむコツ」

とかね(笑)。

そういえば、むかーし、倫理法人会の朝の講話で話したことがあったような……。

このあたりも、そのうち別のブログで。

妊娠中の妻の体に何が起こっているのか。

出産はどんなふうに進むのか。

赤ちゃんが生まれた後、お母さんの心や体はどう変わるのか。

夫として、パートナーにできること。

父親として、お腹の赤ちゃんにどんなことができるのか。

そんなことを、助産師が企業に出向いて伝えるのです。

考えてみれば、夜勤のある仕事をしながら、何度も出産準備クラスに参加してくださった、あの夫のような方もいます。

でも、誰もが勤務の合間に時間をつくって助産院に通えるわけではありません。

だったら、助産師の方から職場に出かけていくのも、一つの方法かもしれません。

そして、そこでチャッピーが言ったことが、また面白かったんです。

「助産師は専門的なサービスを提供し、企業がその対価を支払う」

なるほど。

お母さんたちに、もっと自費で助産院に通ってくださいと言うだけではないんですね。

企業が、社員とその家族の健康や子育てを支えるために、助産師の専門性を買ってくれる。

そうすれば、お母さんたちの経済的負担を増やさずに、助産師がきちんと報酬を受け取れる仕組みができるかもしれません。

もちろん、企業にもその価値を理解してもらわなければいけませんし、簡単なことではないでしょう。

でも、これまで助産師とはほとんど縁のなかった男性社員や管理職の方たちが、助産師の話を聞く。

そこから、助産師の仕事を知る人が増えていく。

そう考えると、なんだか可能性が広がる気がします。

 

お母さんたちだけに、負担してもらわなくてもいい

私は、ここがとても大切なことだと思いました。

助産師のケアを受けて、その価値を知ってくださるのは、お母さんたちです。

でも、子どもを産み育てるお母さんたちには、時間もお金も余裕がないことが多いんです。

私自身の子育て経験からも、どれだけ時間とエネルギー、そしてお金が必要なのか、身にしみています。

助産師の仕事を続けるためには、適切な報酬が必要です。

でも、その費用をお母さんたちだけに負担してもらうのは、何か違う気がするんです。

助産師のケアによって、お母さんが安心して暮らせるようになる。

そのことが、家族にもよい影響を与えることがある。

そして、家族が安心して子育てできることは、社会にとっても、国にとっても大切なことのはずです。

その価値を社会全体で支える仕組みがあってもいいのではないでしょうか。

チャッピーは、こんなふうにまとめてくれました。

「お母さんたちにもっとお金を払ってもらうのではなく、助産ケアの価値を理解する人と、その費用を支える人を社会の中に増やしていく」

ああ、そうか。

私がずっと考えていたことは、こういうことだったのかもしれません。

助産師の社会的な認知を広げることと、助産師が経済的に自立すること。

実は、つながっているのかもしれませんね。

 

それこそ、大谷選手が(笑)

そんなことを考えていたら、またまた私の着想が爆走。

それこそ、大谷翔平選手のような方が、助産師の大切さを話してくださったらどうだろう。

いっそ、大谷選手のご家族を支える専属助産師になるとかね(笑)。

いやいや、ずいぶん大きな夢です。

もちろん、実際にどんな支援を受けていらっしゃるかは知りません。

でも、助産師の仕事を知っている人が、もっといろいろな場所でその価値を伝えてくれたら。

きっと、今まで助産師と縁のなかった人たちにも、届くものがあるのではないでしょうか。

 

さいごに

まずは、助産師を知らない人に、助産師のことを知ってもらう。

もしかしたら、その最初の一歩は、お父さんたちなのかもしれません。

そして、助産師のケアを受けるお母さんだけでなく、家族も、企業も、社会も、その価値を知り、支え合っていけたら。

助産師が専門職として、安心して仕事を続けられる。

お母さんたちも、必要なときに安心して助産師を頼ることができる。

そんな社会になったらいいなぁと思います。

チャッピーと話していたら、こんなところまで話が広がってしまいました。

まだまだ考えている途中ですが、私の内省と着想が、すっかり爆走してしまいました(笑)。

皆さんは、どう思われますか。

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