錦糸牛蒡
先日息子と錦糸ごぼうをつくりました。
というか手伝ってもらいました。
錦糸と言うだけあって、ごぼうを細く細く切るというのが味噌です。
いつもは時短を目指して、ざっくりとささがき
もしくはスライサーで切って
素揚げして
煮込んでいく
と言う
過程なんですが
息子もいることだし、
手伝ってもらうことにしました。
そしたらなんとまぁ
久々にやったせいなのか?
歳のせいなのか?
私よりも息子の方が細く細く切れていました。
ただ長さ的にまたちょっと短かったので、
もう少し長めにねなどとアドバイスをしながら作りました。
8本の太くて長い牛蒡を丁寧に洗い
こだわりの国産ナタネ油であげました。
最後のひらいでのナタネ油を使いました。
鉄鍋は久慈砂鉄を使った今はなき山王堂の天ぷら鍋です。
その天ぷら鍋に国産圧さしぼりのなたね油でカラッとごぼうを素上げした後、
こだわりの醤油です。
今回は海の精の1番絞りの醤油が少し残っていたので、
それでコトコトと煮ました。
土鍋も今はちょっと手に入りにくくなっている
マスタークックの土鍋です。
2人で約3時間台所に立ち、
牛蒡を刻みながら素揚げして煮込んでいきました。
これって一体原価はいくらなんだろう?と思いながら素揚げしました。
牛蒡が2本で300円位だったと思います。
そしてナタネ油が大体1リットルぐらい使って
半分ぐらいになくなってしまう感じです。
もちろん使った後の油は濾してまた使いますが、
一度使った油は、まっさらな油ではないので、
次に使った時の感じの食感が劣ってきます。
中古の油ですね。
まっさらな油を1ℓ使った費用と
ごぼうの代金と
醤油の代金、
そして光熱費と
何より私たち2人分の時給を換算すると、
一体、これはいくらで売れたら元が取れるんだろう?
などとそんなことも考えました。
昔はよく入院中の方にこのレベルの錦糸ごぼうをお出ししていたんですが、
さすがに最近は体力的な問題があって、
ここまで丁寧にごぼうが切れずにいたので、
今回ストック用に作ることができてよかったです。