ブログ

お産の話

2021.11.5

お産を待つ日々が続いています。今日も掃除をしながら助産院でお片付けの予定。

おはようございます。キミツナカノ助産院、助産師のコシバです。

今朝のマタニティヨガの

zoomでの会話での

一言なんですけど、

予定日間近の初産婦のAさんが

つい最近行った妊婦健診で

内診で、2指開いていると

言われたそうです。

そして来週の健診次第で

どうするか?

つまり誘発をするとか

待ってもらえるとか

そういう話をしたそうなんです。

2指開いてるってこれって

いいんでしょうか?

って言う聞き方を彼女がしたので、

私は、ちょっとビックリ!

何故が言うと彼女は、

助産師なのです。

まぁ、私も自分の事を振り返ると

人の事は、いえないのですが。

答えからいうと

これはとっても順調です。

初産でお産が始まる前に

2指開いている

つまり先生の指2本分位

子宮口が開いていると言う事は

大体3センチぐらい開いている

と言うことなので

100メートル走に例えると

スタート地点よりも

10メートル位先のところに

既に立っている

そこからスタートする

と言うイメージになります。

はじめてのお産で

全然開いていない、

ほぼほぼクローズ

と言う人が多い中で、

彼女が妊娠中に

たくさんの努力をしてきた事が

伺いしれます。

あとは、破水から始まらない事を祈るばかり。

経産婦のBさんは、

私が満潮と干潮の話をしたしたからか?

その満潮の時間帯に

夜、赤ちゃんがの頭が

もぞもぞもぞもぞ骨盤の中に

入る感じがして

なんとなくざわざわしたそうです。

連絡しようかどうしようか

迷っているうちに

トロトロと眠りにつき

結局朝を迎えましたと

言う話でした。

これも前駆陣痛の1つだよ

と説明すると

そうかぁみたいな感じで

言っていました。

こういう何だかわからないけれどもこっそりひっそり開いている

と言う人が

気がついたら子宮口が結構

開いていると言うパターンが多いので

場合によっては

私は助産院を

なかなか開けることがしにくく

近くのスーパーに行く時も

メールで一言

その人に

これからアピタまで行ってくるけど大丈夫かな?

ということを聞きながら

サクサクと行ってくることも

よくあります。

そうかと言うと

昔経産婦さんで

37週からずっと3センチ弱

開いている人が

結局予定日を超えてお産になった

ことがあって、

この人はきっと早く生まれるだろうと思って

予定日過ぎたあたりの

研修会の予約を入れて

お金も払っていたのですが

それも行かずに

ずっと待っていた

なんてこともその中の会話で話をしました。

そして、

初産婦のAさんが健診の時の

内診による刺激で

その後なんとなくお家に帰った後もお腹が張り、

張るとじっとしていると辛いので

動いてみる方が楽だった

と言う人の話を思い出して

動いてみたら

本当に楽だったと言うことも

話していました。

私もかつての

自分のお産を思い出して

うんうんと深く頷きました。

私はそれこそ

陣痛と陣痛までの間の時間は

ゲームのように次の陣痛までには

これをしておくと決めて

その間ずっと動いていました。

なぜならそのあと生まれた後は

何もできないので

米をといで炊いておくとか

洗濯機を回して干しておくとか

目についたこと

やれそうな事は

ちょっとずつやっていました。

そうするとその動いてる間に

お産も進むのです。

病院でお産をする方も

普段できることを

もっていくと良いかもしれません。

例えば編み物の靴下編みとかは

私もよくしているのですが

お勧めです。

お産までに一足編む

もしくは片足だけでも

などとを決めておくと

良いのではないでしょうか。

誘発分娩、促進による点滴、無痛分娩を選んでしまうと動く事が難しくなるので

コレがイタイ、ツライの思い出となり残りがちとなります。

 

ちなみにうちの助産院では

①雑巾がけ

②ごぼうのささがき

のどちらかをしてもらうことが多いです。

ひとつ、貴方にお伝えしたい事があります。

お産の時間が短いことが

良いことと思われがちですけれどもそうでも無いと思う事がよくあります。

ウチの助産院の感想文の中で

お産の長かった人は

夫と散歩に行ったこととか

私にテルミーをかけてもらって

きもちよかったこととかを

書いているのですが

分娩時間の短かった人は

私も夫と散歩に行ってみたかった

とかテルミーをかけて欲しかった

とかいろいろいろいろ

書かれるのですが

私から言うと

いやいやあなたにそんな暇は

そんなゆとりは

なかったでしょ。

もっと早く来たら

それもできたかもしれなかったけどギリギリだったでしょ。^_^

とツッコミを入れたくなります。

なのでお産の長いもいいのです。

そしてそれをネタに

ずーっと

何年も

あの時は

ああだったよ

あの時はこうだったよと

夫と子供と

誕生日が来るたび

話が尽きる事はありません

貴方がた

ご夫婦の

一生の鉄板ネタとなります。

一生の宝物となるのです。

なので、

しっかり歩いて

しっかり米を食べて(パンでは無く、麺では無く米を食べて)

早く寝ましょう。

-ブログ