ブログ

雑談のススメ

#20190706

こんにちは。助産師の小柴です。

7月6日の朝方、赤ちゃんがうまれました。

昨夕、不規則な陣痛があるとの知らせ。

明け方かな?と思い、

急いでご飯を食べて、お風呂に入って

布団に潜り込みました。

こんな時は、夫のことも子供のことも一切シャットダウンして

とっとと仕事モードに入ります。

昨日は、たまたまご飯を炊いてあって、

ラタトゥイユも作ってあって、

冷蔵庫には焼けばいいだけのお肉があったので、ラッキーでした。

朝の2時40分に電話がなって、

にぎり飯と鉄火味噌とたんぽぽコーヒーのあったかいお茶を

持って出かけました。

電話の感じから少し早くうまれるのかなと思って、

急いでいたのですが、

けっこうな微弱陣痛で、

彼女の体には大きな3500グラム弱の男の赤ちゃんがうまれました。

身長も低く

小さめの彼女から大きな赤ちゃんが生まれて来ました。

赤ちゃんは、

頭の骨をちょっとずつずらして

トンガリ頭で生まれてきました。

2~3日で元に戻るのですが、今日の所は、身長はちょっとカサマシです。

頭も大きめ。

(タップリ、詰まっていそうです。

彼女はリケジョの才女なので、

これから楽しみです。)

へその緒も引っかかっていて、

胎盤に付着しているへその緒も

端っこよりでした。

苦しい中、

自らの意思を持って生まれてきた赤ちゃんの生命力にいつも驚きます。

お母さんももちろん毎回がんばっているのですが、

やはり生まれてきてちゃんと息をするというのは

その子自身の生命力だと思います。

私も、私たち自身も

みんなこうやって意志を持って

この世に生まれてきたのではないかと思うのです。

この世に出てくるだけでも沢山のハードルを超えて来るのですから。

もちろん、生まれてからも沢山のハードルがあるのですけど

人生の中で最も高いハードルは

生まれて来る事、息をする事なのだと、

君達は既に、最も高いハードルを越えて来たのだと

高校生向けの講座で、

いつも、最後に、お産を思い出しながらお伝えしています。

さて、

私は、

日々仕事の中で雑談をする様にしています。

妊婦健診に来た方だったり、

おっぱいケアに来た方だったり、

マタニティーヨガのお母さんたちに

最近行って面白かったことや

おいしかった物の話だとか、

素敵なものを持っていたら

それはどこで、どういう情報で

ゲットしたのかとか、

そんないろんな話をしていくうちに、

その人の日常生活が透けて見えるようなことがあって

それがまたそのことを理解するのに役立っています。

相手を知ることになって

どういうアプローチをしたら

この人は受け止めてくれるのかなということを考えてしています。

お産の時だけ何とかするのは、あり得ないので、

日々の暮らしの中で、赤ちゃんがお腹の中で暴れない様な、

暴れ過ぎてへその緒絡まない様な、

しっかり食べて、

しっかり寝て、

冷えない暮らし、

働き過ぎない暮らしを

妊婦さんにはして欲しいと

心から願っています。

-ブログ